残憶記

どう過ごしたか記憶が残らない日々を過ごしているわたしが、何かをしていたことを少しでも記録するブログ。

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』

辻村深月『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』(講談社文庫、2012年4月)を読みました。慟哭の書ですね。どうしようもないリアリティ。救うに救える余地を全く残さない、作者の徹底さにやられました。 ラストにもやられました。自ら招いたことでもあるが、何か他の意…

米澤穂信『二人の距離の概算』

米澤穂信『二人の距離の概算』(角川文庫、2012年6月)を読みました。 古典部シリーズの最新刊、ずっと積んでました。読むのが遅くなってすみません。 私、日常系のアニメはあまり得意ではないのですが、いわゆる日常の謎は好きなんですよ。全く違うものを並…

宇野常寛『日本文化の論点』

宇野常寛『日本文化の論点』(ちくま新書、2013年3月)を読みました。現代のサブカルチャーを鮮やかに論説してきた著者の最新作です。 ソーシャルメディアと直接のコミュニケーションが新たなコミュニティーを創り、 それをインフラとして成立する夜の世界の…

大澤真幸『生権力の思想』

大澤真幸『生権力の思想』(ちくま新書、2013年2月)を読み終えました。難しい本を手にしてしまった。 抽象化、普遍化していった第三者の審級が、その自己の持つ論理の帰結として、普遍化しえないものへと到達することによって、 不在が審級として機能し、結…

花咲くいろは

花咲くいろは、見ました!!!!! すごいです!傑作ですね! 喜翆荘のような旅館に泊まってみたくなりました! すぐ検索しちゃいました!やはり聖地がありました! モデルとなった旅館はなくなってしまっていましたが、 再現のされ具合に、取材先へのP.A.WO…

内田樹・岡田斗司夫『評価と贈与の経済学』

内田樹・岡田斗司夫『評価と贈与の経済学』(徳間書店、2013年2月)を読みました。 本の内容の評価とは別に、なぜ買ったのか自分に対して不思議です。 強いて言えば、ジャケットに惹かれた、とか?内容としては、興味深かったです。 岡田斗司夫はいろいろなこ…

小山慶太『科学史人物事典』

小山慶太『科学史人物事典』(中公新書、2013年2月)を読みました。近代以降の科学者列伝です! 科学の進歩が脈々と続く科学者たちの交流のなかで生み出されてきたことがよくわかります。 私のお気に入りは、ラザフォード。恰幅がよく骨太感あふれる感じがと…

LAST EXILE & 銀翼のファム

LAST EXILE と続編の銀翼のファム、一気にみました! 前作は意外に昔に放送された作品でしたが、映像、厚みのあるストーリーで2クールを長く感じさせなかった作品です。 グランドストリームを超えたクラウスとラビィの絆に感動しました。ディーオが少しずつ…

true tears

true tears 見ました! リアルタイムで見て以来、2回目です。じべた・・・ 登場人物全員が迷いながら自分を見つけるためにあがいている、見ていて苦しい作品です。 比呂美は、ひとりの少女として、本当に細やかな感情描写がされていました。 おばさんも最後…